「学級担任の一日」の例
出勤前
- 早寝・早起き・朝ごはん。規則正しい生活を心掛ける。
- 体調等が悪いときは、(体温37.0℃以上の発熱等)無理をせず早めに管理職や学年主任等に連絡を入れて相談をする。その上で遅刻や欠席をする際には、自習課題や授業変更、担当業務についての内容等を伝え、指示を仰ぐ。
- 服装・髪型等を整え、出勤途上の交通渋滞、事故を考慮に入れて、余裕をみて出勤する。
- 一日の目的をもって出勤する。「何をしようか」ではなく、「こうしよう」という意欲をもって出勤する。
出勤後・打ち合わせ
- 地域の人、保護者、職員、子供たちに対し、元気に明るく挨拶をする。
- 出勤印等の処理を忘れずに行う。
- 黒板や校務システム等に目を通し、一日の予定を確認する。
- 朝行事で運動等がある場合には、早めに着替える。
- 学年主任や同学年職員と一日の流れを確認する。
- 他の教職員との校務分掌上の連絡等を行う。
- 職員の打ち合せ等の記録をきちんととり、諸連絡を子供たちに確実に伝える。
- 職員室に来る児童・生徒に対する指導を行う。(あいさつ・服装・言葉遣い・授業準備・始業時の着席や姿勢等)
- 学級日誌等に目を通し、記録の仕方、内容、誤字、脱字などをチェックする。
- 日直には、決められた時間までに(例8:15)学級日誌等を職員室に取りに来ることを指示しておき以下の仕事を確認する。(日直が2人の場合には、必ず2人そろって来る等、必要な指示は事前にしておくとよい。)
【日直の主な活動内容(例)】
・黒板、黒板拭き、黒板下のチョークの粉等をきれいにする。
(始業前・休み時間、放課後)
・教室移動の際の教室内の整理整頓、消灯。学級日誌の記載。その他、学級独自の活動。
*学級日誌の記事は1日の反省、感想等を含めて学級内で気付いたことを書くよう指導する。
※日直を含めた係活動は、学級生活や学級事務の円滑化を図るために設けてある。一人一人のよさや課題に応じた成長を促す指導をする。
※保護者からの重要な連絡等に備えて、生活記録や連絡帳等は、朝のうちに提出するよう指導しておき、早めに確認する。(集金等がある場合は、必ず教員が児童生徒から手渡しで回収する。)
・短い時間でも朝のうちに1度は教室に行き、児童・生徒の様子を確認できるとよい。
・朝行事がある場合には、遅れることがないように配慮が必要な児童生徒に声を掛けたり、学級委員等に指示をしておいたりする。
朝行事
朝の会
- 日直に司会や黒板への記載を指示しておく。
- 健康観察等、係活動で行う場合もあるが、一人一人の健康状態を把握するのは、担任教師であることを忘れない。
- 一日の活動の見通しがもてるように、一日の予定について説明をする。
【日直の主な活動内容(例)】
・朝のあいさつ
・健康観察(欠席・遅刻等の確認)
・係からの連絡等
・先生からの話
授業時等
- 学校で定めた生徒指導上の生活規律・学習規律を理解し、学習規律について指導を行う。
- 一人一人の学びの状況に応じて、適切な指導を行う。
- 児童生徒が学びの主体者となるよう、活躍の場を設定したり、よさを賞賛したりするよう心掛ける。
- 個に応じた学習の困り感に配慮した指導を心掛け、一人一人の学びの状況に応じた支援を行う。
【学習規律の内容(例)】
・忘れ物をしない。
・授業に必要なもの以外、机上に出さない。
・教師や友達の発言を真剣に聞く。
・授業の内容等と関係ない話をしない。
・決められたノート等に授業記録をとったり、自分の考えを記録したりする。
・授業中の生徒指導(例えば、教室から飛び出してしまう等の特性が見られる子供への対応や授業妨害等)については、情報を管理職や学年と共有し、複数教員で対応する。
休憩時・昼食時・清掃活動
- 手洗い・うがい等の声掛け。
- 給食等の指導がある場合には、学校で決められた指導内容を理解し、衛生管理等、適切な指導を行う。
- 係活動等、一人一人が役割を理解し、責任をもって行動できているかを見取り賞賛を行ったり、適切な助言をしたりする。
帰りの会
- 朝の会同様、各クラスの約束に基づいて行う。
- 児童生徒一人一人の健康状態や様子を確認する(些細な怪我やトラブル等も記録しておくよう心掛け、必要に応じて管理職や学年主任等に報告連絡を行うとともに、保護者等への連絡が必要ないかを確認しておく。)
- 児童生徒の一日を振り返り、成長を促す助言や温かな声掛けを行う。
- 日直の報告を受ける。日直の仕事が終わったら、学級日誌を担任に提出させる。日直としての仕事の反省や学級の様子などを話す。また、日直をねぎらい、励ますことも忘れない。
放課後
- 児童生徒の下校後、できる限り次の日の学習環境を確認する。
(椅子・机・棚・ロッカー・ごみ箱・黒板・窓・落書等)
- 学年の作業や打ち合わせ等がある場合には、時間に遅れないように参加する。
- 問題のある生徒の状態をとらえ、必要に応じて担任等に報告、相談をする。
退勤前
- 管理職や学年主任等へ報告することがないか確認する。
- 次の日の準備を教材等の準備を行う。
- 自分の机上の整理整頓を行う。
退勤時 退勤後
- 職員に対して元気にあいさつを行う。
- 次の日に備えて、早寝に努める。