教育実習について

教育実習事前事後学習

教育実習事前事後学習は,教育実習の事前と事後に行う学習を通して,教育実習の目的の達成を充実させるために実施する活動です。

事前学習は,学生が学部教育と教育実習との間の距離を狭め,教育実習に円滑に臨めるように配慮すると共に,教育実習に際して求められる必要不可欠な基礎的・基本的な知識・技術を確実に身に付けさせることが重要です。

また事後学習では,学生が教育実習での学びを通して,実習前の自己の教育観,指導観,子ども観,学校観などと対比・整理することによって,今後の学校教育や教師の課題を認識し,学部における今後の教育,研究に十分役立つようにすることが必要です。

このような教育実習の事前事後学習を通して,教育実習の成果をより実りある豊かなものにするとともに,教育実習を学部教育の中核に、より明確に位置づけることができます。

事前事後学習の概要

教育実習事前事後学習は,全体オリエンテーション,本実習事前学習,本実習事後学習の3つに大別されます。

そのうち,本実習事前学習は,「専攻別事前学習」「カウンセリングに関する講義」「学習指導案の作成指導」「模擬授業用学習指導案作成①②及び模擬授業」「特徴あるすぐれた教育実践の紹介と講義(主に道徳)」,本実習事後学習は,「校種別事後学習」「専攻別事後学習」の内容から構成されています。

教育実習事前事後学習

事前事後学習 実施計画書

番号 事項 実施日 内容
全体オリエンテーション 4月中旬
  • 教育実習の意義・目的,実習内容の概要,実習に対する心構え,実習態度の注意点,健康管理上の注意点などのガイダンス
  • 校種別の教育実習の詳細なガイダンス
体験発表と事前学習 5月上旬
  • 専攻毎に4年生が3年生に教育実習の体験談の発表。また,専攻教員による教育実習の準備物や留意点
講義① 5月中旬
  • ビデオ視聴による喜怒哀楽の表現方法から児童理解の大切さの理解
  • 児童理解のためのカウンセリングを学びながら自己理解の大切さの理解
学習指導案作成指導 6月上旬
  • 教材研究から具体的な学習指導案の書き方まで,基礎的な内容を実際の授業の流し方も交えた指導
  • 子どもの実態把握,単元理解,教材や指導方法の在り方等 ・学習指導案の意味,生徒・教師・教材の3要素の相互作用としての活動についての説明
  • 学習指導案の意味と指導案作成の流と形式についての説明
模擬授業用指導案作成指導① 6月中旬
  • ②の学習指導案作成に向けた教科目標からその教科の特性や授業の在り方の概要的説明
  • 実際の単元を例に,授業作りの要素となる板書計画の仕方から全体イメージの把握の仕方の指導
模擬授業用指導案作成指導② 6月下旬
  • 学習指導案は略案とし,本時の部分を中心に作成した指導案を指導担当が読み,授業の流れや活動,学習の準備資料の工夫,その他の具体的な留意点等,基本的な授業の組み方や教科の特徴的な手立ての工夫等の個別指導
模擬授業 7月上旬
  • ②で作成した学習指導案を基づくグループ毎の実施
  • 授業の様子や学習指導案の記述内容から題材のとらえ方や授業展開,児童がねらいに到達できるようにするための手立ての在り方
  • 教科目標の解説,授業の進め方や学習指導案の書き方についての説明
  • 指導担当が実際に模擬授業を行い,指導者と児童の両面から授業を観察できるような配慮の説明
  • 模擬授業を通しての気づきを生かしての学習指導案作成を行い,児童の立場からの視点を踏まえた授業構想の指導
講義A 7月上旬
  • 道徳の模擬授業を観察して,道徳の活動展開と留意点の理解
  • 授業実践のビデオ視聴による子ども理解の方法についての理解
校種別事後学習 11月中旬
  • 学習指導と生活指導を中心に指導と評価の一体化の意味と方法について実際の授業場面に基づいた指導
  • 小学校と中学校の比較(教科指導,生徒指導,教師間連携)についての自己の振り返りをもとにしたグループ協議
10 講座別事後学習 11月中旬
  • 自分の専攻内容に関わる授業内容の確認,および生活指導,生徒指導などの経験を報告し,教職に向けての改善方法などの検討